神戸映画資料館で4/12~16「震災と映画」をテーマにキネ旬文化映画1位作品上映とトークイベント

神戸映画資料館(JRまたは地下鉄西神山手線「新長田」)で、4月12日(金)~16日(火)に「震災と映画」をテーマにした特別上映会が行われる(要予約※予約で満席でない場合のみ、当日予約なしでも入場できる)。

上映作品は2023年度キネマ旬報ベスト・テンで、文化映画部門1位となったドキュメンタリー映画「キャメラを持った男たち-関東大震災を撮る-」(井上実監督、81分)。上映は連日11時、12~14日(日)の3日間は11時と13時30分の2回上映。

映画本編内に登場した古いカメラと震災映像の一部は、神戸映画資料館が提供したもの。資料館には今もそのカメラが展示されている

13日(土)と14日(日)には、井上監督が出演するトークイベントも予定されている。

◎4月13日(土)13:30の回上映後「災害記録映像を巡って」

林 勲男氏(「阪神・淡路大震災記念 人と防災未来センター」震災資料研究主幹)と井上監督との対談

映写シアター内(定員38人)

◎4月14日(日)13:30の回上映後「百年前の震災フィルムを今に活かす」

井上監督と観客とのカフェトーク(1ドリンク付き※330円以上の注文は別途差額支払い)

神戸映画資料館併設のカフェ・チェリー(定員15人・要予約)

「キャメラを持った男たち-関東大震災を撮る-」ポスターに使ったキービジュアル

昨年秋から輪島塗の記録映画の撮影に入っていた井上監督は、キネマ旬報ベスト・テン発表時に関係者に「元日の能登地方での大惨事を報道で見ることになり、この映画が主題とした『(災害)記録を残すことの価値と倫理』がいつの時代にも考えなければならないものであると、皮膚を粟立てながら実感しています。記録映画の一隅にいる者としてなにかできることはないかと思案する毎日です」とメールを発信。この間、被災地にも出向いており、「今回の上映を通して、映画を見た人たちと共に災害の記憶を継承し、将来再び起こる地震災害に備える、その気づきの機会になることを目指したい」とコメントを寄せている。

 

神戸映画資料館併設のシアターは38席と小さいが、35mmのフィルム映写機を設置する本格的な映画館だ

【料金】一般1,700円 シニア(65歳以上)1,200円 ユース(25歳以下)1,000円 会員1,100円 12日は初日サービスDAYで1,200円

【予約申し込み】メールまたは電話で。鑑賞を希望する日時と作品名、名前、電話番号を通知のこと。

メール:info@kobe-eiga.net TEL078・754・8039

 

本作公開当時の井上監督インタビュー記事(朝日ファミリーデジタル)はコチラ




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カテゴリ: ライフ&アート